マンションのペット飼育について、
注意点など
があれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
築浅のマンションの場合、ほとんどがペット可(条件付きの場合を含む)となっています。
逆に、ある程度の築年のマンションの場合は、ペット不可のケースが大半となっています。
その内容に関して、注意点とあわせてわかりやすく説明しています。
ひとむかし前前は、ペット不可のマンションのほうが多かったのですが、昨今は、
ペット可
のマンションの割合が増えてきました。
新築マンションについては、
ほとんどのマンションが一定のルールのもと、ペットを許可している
という状況になっています。
逆に、ある程度、築年数のあるマンションの場合、
ペット不可
の物件の割合が多くなっています。
また、ペット可のマンションの場合でも、いくつかの注意点があります。
下記に順に説明していきます。
ペット可のマンションの割合
国土交通省から、
マンション総合調査
というデータが開示されています。
平成30年度マンション総合調査結果(平成31年4月26日公表)
その中に、
犬、猫等のペットの飼育ルール
という調査項目があります。
そのデータを見ると、
ペット飼育を禁止しているマンションの割合
としては、
全体としては、約40%
となっています。
但し、
築年が、平成27年度以降のマンション
では、限定的に許可しているケースを含めると、
ほとんどが、ペット可
となっています。
もっとも、1,688件のマンションを対象としたデータですので、あくまで、傾向としてのデータになります。
画像引用;平成30年度マンション総合調査結果(平成31年4月26日公表)l
しかしながら、
・築年の浅いマンションは、ペット可
・築年数をある程度経ているマンションは、半数以上がペット不可
となっていることがわかります。
ペット可のマンションの注意点
ペット可のマンションの場合においても、通常は、
使用細則等
で、ルールが細かく定められています。
例えば、
サイズ・種類
はもちろん、
数
などの制限があります。
また、その他にも、例えば、
・バルコニーでの飼育はNG
・敷地内(共用箇所)は抱っこして移動
・「しつけ」をきちんとする
・管理組合への申請
・「狂犬病予防注射の注射剤票」の提出
といったことなどがあります。
また、通常、管理規約、使用細則に違反した際の罰則規定も定められています。
ですので、ルールをしっかり守ることが大切になってきます。
また、そういったルールが守られているかどうかは、
そのマンションの住民のモラル
や、
管理組合の管理水準
によっても左右されます。
ペット不可のマンションの場合
ペット不可のマンションの場合の注意点としては、下記事項があります。
ペットを隠れて飼っている住人がいないか?
物件によっては、隠れてペットを飼っている人がいるという話しを聞くことがあります。
そういったルール違反の住民がいると、周囲が迷惑するばかりではなく、管理水準が低下することになってしまいます。
そういったことが無いように、
しっかりとした管理がなされている物件かどうか
が、そのマンションの価値に影響します。
管理規約の変更
マンション購入時の要件として、
ペット不可のマンション
で選んだ場合においても、状況によっては、
マンションの管理規約が、ペット可に変更になる可能性
もあります。
ただし、管理規約の変更の際には、
議決権の4分の3以上の決議
が必要となります。
ですので、管理規約が変更に関しては、
比較的、ハードルが高い
と言えます。
ただ、可能性はゼロではないということになります。
もっとも、その場合でも、しっかりとルールを定めるということが大切になってきます。
さいごに
マンションにおけるペット飼育に関しては、傾向としては、
ペット可
とする物件が大半を占めています。
ただ、住民がルールを守らないと、トラブルの原因となります。
特に、ペットを飼う側の方は、そういったルールを遵守することが、トラブルを防ぐ唯一の方法と言えます。
以上、ペット可のマンションについてでした。