住宅購入時の「決済(残代金の授受、物件の引き渡し)」時の手順と注意点について

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住宅購入時の
 決済(残代金の授受、物件の引き渡し)時
に、注意点があれば知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

住宅購入時の手続きで、最後のステップが、決済(残代金の授受、物件の引き渡し)です。
その際の注意点についてわかりやすく説明しています。

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戸建て住宅や、マンションを購入する際には、決まったフローに沿って、手続きを進めることになります。

そのフローの最後にあるのが、
 決済(残代金の授受、物件の引き渡し)
です。

決済とでは、
 ・物件の残代金の支払い
 ・物件の引き渡し
 ・その他の手続き

を行います。


物件の代金に関しては、売買契約の際に、手付金を支払っていますので、決済の際には、
 残代金(物件代金 ー 手付金)
を支払うことになります。
その際に、経費等も一緒に手続きをします。

また、物件の引き渡しでは、
 物件の所有権を移転する為の手続き
を行うとともに、
 物件の「鍵」
の引き渡しも行います。

ここでは、
 「決済時」
に行うことの内容や注意点について説明します。

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目次

住宅購入の全体の流れ

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最初に、住宅購入時の全体の流れについて、整理します。
おおまかなフローとしては、下記のステップになります。

物件の購入申し込み
 ▼
(銀行)住宅ローンの事前審査
 ▼
売買契約書の取り交わし
 ▼
(銀行)住宅ローンの本審査
 ▼
(銀行)住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)
 ▼
決済

決済・引き渡しは、一番最後のステップになります。
当日は、通常、関係者が銀行に集まって手続きをします。

決済・引き渡し時に行う手続き

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決済時に行う手続きとしては、下記項目になります。

 ・売主側の権利書(登記識別情報)等の確認
 ・住宅ローンの実行と、残代金の支払い
 ・その他の経費関係の支払い、清算
 ・所有権移転登記に必要な書類等の記載
 ・物件の鍵、関連資料の受取り

 ・所有権の移転手続き(当日中に司法書士さんが行います)

順にみていきましょう。

権利書(登記識別情報)等の確認

残代金の支払いを行う前に、
 所有権の移転の為の書類
が揃っているかの確認をします。

内容としては、
 ・権利書(登記識別情報)
 ・売主さん側の印鑑証明書と実印、本人確認書類(免許証等)

になります。

特に、中古マンションの場合、売主が、個人の場合が多い為、それらについて、しっかりとチェックしておく必要があります。

その確認は、
 司法書士さん
が行います。
(もっとも、通常は、事前に、売主側の不動産会社も、「売主側に必要な書類が手元にあるかのチェック」をしておきます。)

その確認がしっかりとできていないと、お金を支払った後に、
 当日の所有権移転手続きができないリスク
があります。

また、新築建売の場合は、売主が、
 不動産会社(業者)
になります。
ですので、決済に関する手続きには慣れていますので、リスクは低いと言えます。

住宅ローンの実行と、残代金の支払い

所有権移転の為の書類が確認できた後に、
 住宅ローンの実行
を行います。

あるいは、住宅ローンではなく、
 現金での支払い
の際は、振り込みの手続きを行います。

その他の経費関係の支払い、清算

当日は、物件の代金(残金)の他に、
 ・司法書士さんに支払い費用(所有権移転登記)
 ・仲介手数料
 ・固定資産税の清算

も同時に行います。

また、マンションの場合は、
 ・管理費、修繕積立金の清算
も行います。
これは、通常、管理費、修繕積立金が口座引き落としになっている為、所有権移転後、旧所有者の口座から引き落としが発生するので、その清算を行うというものです。

所有権移転登記に必要な書類等の記載

住宅ローンの実行や、振り込みの確認が終わるまでの時間で、
 所有権移転登記に必要な書類
への署名、捺印を行います。

また、マンションの購入の際には、
 管理組合へ提出する書類
への署名捺印をします。

物件の鍵、関連資料の受取り

振り込みが完了したことを確認して、
 物件の鍵や関連資料
を受取ります。

新築建売の場合は、
 設備関係の資料
などになります。

また、マンションの場合は、設備関係の資料の他、
 管理規約など
の書面です。

また、確認事項などがあれば、忘れずに聞いておきましょう。

所有権の移転手続き(当日中に司法書士さんが行います)

金銭的な授受を確認した後、
 司法書士さんが、所有権移転の手続き
を行います。

基本、決済の当日中に、
 法務局に申請
をします。
また、住宅ローンを利用しての購入の場合は、抵当権の設定も同時に手続きをします。

法務局の申請後、約2週間程度で、登記識別情報(権利書)が届きます。
登記識別情報(権利書)の届け先は、事前に、司法書士さんに伝えておきます。

まとめ

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住宅購入時の「決済・引き渡し」の際は、基本的に、 
 仲介した不動産会社の担当者
が段取りよく進めます。

ただ、買主側としても、当日、どのような流れで進めるのかを把握しておくと良いといえます。

また、固定資産税の清算内容を含めた、当日の決算の細かい内容に関しては、通常、
 事前に不動産会社の担当者からの共有
がありますので、その内容をしっかりと確認するようにしましょう。

以上、住宅購入時の「決済・引き渡し時」の「手順と注意点」についての説明でした。

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この記事を書いたのは、

この記事は、不動産会社である「株式会社クラスイエ」【宅建業 千葉県知事(1)第17909号】のスタッフが、実際の不動産売買の実務経験を基に書いています。

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